PAHとは肺動脈性肺高血圧症のことです。
血液は肺を通り肺で酸素を取り込み、心臓によって全身へ押し出されて筋肉や各器官へ酸素を運びながら各細胞から二酸化炭素を取り除き、常に全身を良い環境に保つため循環し続けています。
さらに運動時には肺血管が拡張し、より多くの血液が肺を通りより多くの酸素を全身へ運びます。
ではPAHを発症してしまうとどうなるでしょう。
PAHを発症すると血管収縮物質であるエンドセリンが健康な人と比べ大量に分泌されてしまいます。
それによって運動時の血管の拡張が正常に機能せず、肺動脈や無数に分岐している細い毛細血管がさらに細くなったり、血管の壁が肉厚になり内部が狭くなってしまいます。
肺を通る血液が少なくなるという事は筋肉や各器官を含む全身へ送る酸素が足りず通常の活動すら困難になってしまう恐れがあり、さらには通り道が狭くなったことで血液を送り出す心臓にも大きな負担がかかってしまい正常に機能しなくなることもあります。
PAHの徴候として足のむくみや立ちくらみ、少し動いただけで息切れがしたりすぐに疲れたりします。
またひどい場合胸の痛みを覚えたり、気を失ってしまうことさえあります。
ただしこれらの徴候は肺の別の病気や心臓の異常などでも類似した症状があるので診断は容易ではありません。
現在は医学の発展により様々な薬が開発されて、薬によって肺血圧を低下させることも可能になってきました。
肺動脈性肺高血圧症の疑いがある場合にはすぐに専門の医師などに相談しPAHの診断と検査を受けましょう。
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