20代~30代の女性に多いとされる病気で、厚生労働省の定める特定疾患治療研究事業対象疾患の一つに、原発性肺高血圧症という心臓と肺の病気があります。
患者数はそれほど多くはありませんが、20代~30代の若い人に発症し、なかなか気づかれないままだと数年以内に死亡することもある難病です。
具体的には、心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が高くなる病気で、この状態を肺高血圧と言います。
心臓から肺に血液を送る肺動脈が細くなるため、血圧が上がるのです。
そうなると、血液が流れにくくなり、無理に血液を通そうとするため、肺動脈の血圧が高くなり、心臓や肺のさまざまな疾患を起こす原因となります。
現在のところ、なぜ肺動脈が細くなるかという原因はわかっていません。
他に考えられている原因としては、何らかの免疫異常、もしくは遺伝的要因や環境因子が原因となって、長期的に肺動脈が細くなり、高血圧状態になって、心臓から肺への血液が流れにくくなるとされています。
最近では、HIV感染者に合併症として発症する例が多いこともわかってきました。
また、ダイエットのために食欲を低下させる薬や、ある種類の食品を摂取したことで発症した例が海外でありました。
現在では、厚生労働省により難病指定されているので、医療費の補助が受けられるようになっています。
通常、高血圧というと、まさか心臓から肺への血液を送る肺動脈で起こっているとは思いもしませんが、このような難病もありますので注意が必要です。
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